青山学院初等部・東洋英和女学院小学部・聖学院 合格

私共は娘が産まれた時から受験を考え、幼稚園受験からのスタートでした。母親である私は大学で幼稚園教諭一種免許を取得していたので、心のどこかで受かるだろうと思ってしまっていたのかもしれません。ですが第一志望の女子一貫校の幼稚園にご縁を賜れず、志望の小学校に強いと噂のプロテスタントの幼稚園に通うことにしました。

0歳から大手のお教室に通いあらゆる講習を受け、幼稚園受験・小学校受験の準備をしました。妹もいたので、時間に追われただ授業をこなしている状況なのでは?あと何をすればいいか分からない…と母親である私が疲れきっていました。そんな時に志望校に合格された友人に樋口先生をご紹介いただきました。初対面の時から『今までよく頑張ったわね、幼稚園受験辛かったでしょ』とまず私の心を解きほぐして下さり、泣いてしまったのをよく覚えています。この先生なら私たち親子に寄り添ってご指導下さると確信し、家庭教師をお願いしました。

大手のお教室は、東洋英和クラスと青山学院クラス、体操と行動観察を継続しました。樋口先生にはその授業内容をお伝えし、授業のペーパーで間違えていた箇所や苦手な分野を教えて頂けるようお願いしました。私は『やった問題でしょ!』『時間かかりすぎ!』と娘にストレートに言ってしまいがちで…今思えば怒った時点で娘の思考回路はストップしていて何の意味もなかったと思います。

樋口先生は娘の良い面を沢山見つけて、娘に自信をつけて下さりました。ペーパーが苦手で自分の思いを言葉に出来ていなかった娘はたった数ヶ月で見違えるほど成長しました。2時間のレッスンでは志望校対策のペーパーと折り紙や工作、面接練習をして下さりました。「この子は大丈夫!」と、私までをもサポートして頂いたと思います。今まで足りない事ばかりに注力していた私には安心感を下さり、先生のお言葉が親子でとても励みになりました。

娘も先生にお会いするのを楽しみにしており、お勉強するというよりは大好きな先生に色々なことを教えてもらえる!とテンション高く接していました。失礼も多々あったかと思いますが、いつも先生も娘と同じテンションで『凄いじゃない!それでいいのよ。』『ママにも魔法のやり方教えてあげてね』と復習すべき点を娘のやる気をかき立てる言い方で伝えて下さいました。

レッスン後は必ず娘が私に教えるというやり方でペーパーと折り紙を復習し、いつの間にか折り紙が一番の得意分野となり、本番でもかなりの強みとなりました。また娘は3歳からチアダンスを習っていたので…先生とご相談し願書や面接ではチアダンスに関わることから娘の長所を伝えることにしました。

夏休みには1日レッスンを何度か受けさせて頂き、お勉強だけでなくお買い物からお料理、創作ダンスなどを楽しみました。娘も未だにあのレッスンをまた受けたいと言うほど、思い出になっているようです。私は志望校の願書の書き方をお会いする度にご相談させて頂き、何度も何度も推敲しました。併願校は娘に合った試験内容の学校はどこかを一緒に考えて下さり決めることができました。

試験が近づくにつれて緊張していた私たちに『私が小学校の先生ならあなたを選ぶわ』と娘に言って下さり、お世辞や励ましだと分かりつつも、本当に本当に嬉しかったです!!

試験直前には折り紙の小さな鶴を、これを先生だと思って持っていてねとプレゼントしていただきました。娘はどの試験前にもその鶴にキスをし、ポケットに忍ばせていました。先生との約束守るねと会話しているかのようで…今でも思い出すと涙が出ます。

受験は乗り越えなきゃいけない壁ばかりで鉛筆を投げつけられた日もありました。気付けば先生と娘の絆は精神的な安定と自信になり、私に笑顔をプレゼントしてくれました。普段から言葉数の多いタイプではない娘だからこそ、終わった今では娘の色々な表情を思い出します。ご縁を頂いた時に娘がまず『樋口先生に電話して!』と涙ぐみながら言った一言。喜びを伝えたい先生に出逢えて本当によかったです。

受験は親のエゴとも思います。ですが、一緒に頑張った娘を私は誇りに思っております。志望校選びから進学先を決める時まで、これでいいのかと悩み…最後は娘の意見や考えを尊重し、娘が行きたいと選んだ小学校に決めました。子育てや教育の正解は分かりませんが、これから始まる学校生活が笑顔でいっぱいになった時にこれが最良の選択だったと思うと思います。

神さまに導かれ、樋口先生から頂いた多くの自信と言葉たちを胸に、大きな羽を広げて羽ばたいて欲しいと願います。樋口先生、心から…ありがとうございました。これからも娘の成長を共に見守って頂けたら嬉しいです。