雙葉小学校・白百合学園小学校・西武文理小学校 合格

私たち家族は、娘が年少(新年中)の秋より2年間に渡って樋口先生にご指導いただきました。
“私たち家族”と書いた通り、この2年間は、娘の成長だけでなく、親である私たち夫婦の成長、家族としての在り方についても様々なアドバイスをいただき、人生においてかけがえのない経験をさせていただいたと振返っています。
樋口先生に伴走していただき、最後まで走りぬくことができたことを本当に嬉しく思っております。

樋口先生にお世話になったきっかけ

我が家では娘の将来を考えた際、夫とは “人のために行動できる子になってほしい” ということを常々話しており、そのために適した教育環境を模索していました。

ただ、わたしたち夫婦がともに仕事を持ち、多忙な時期には、保育園で朝7時から18時過ぎまで過ごす生活をする娘だったので、一見小学校受験とは縁遠いと考えたこともありました。親の事情で娘の可能性を狭めることは避けたいと考えつつ、夫婦で思い悩んでいた矢先、信頼できる友人が様々な助言をくれたことに加え、樋口先生を紹介していただきました。体験レッスンに伺った際、娘は後ろに座る私たちを振り返ることなく、樋口先生に向き合って真剣に取り組んでいた姿を今でも覚えております。家庭の教育方針や指導に軸を置きながら、家庭ごとに寄り添って指導してくださる方針に魅力を感じてお世話になることを決めました。

“樋口先生に会いたい”という娘のモチベーション

レッスンには毎回とても楽しそうに出かけ、まるでお友達の家に遊びに行くかのようにニコニコと準備をし、「樋口先生に宿題見せなくちゃ。」と毎日学習に取組み、幼児にとって明確な目標がもちにくい時期だからこそ、“樋口先生に会いたい”という娘のモチベーションが結果的に成長に繋がっておりました。

一方レッスンとなると、声はひと際小さく、緊張して上手に話すこともできなかった娘に、「●●ちゃん、すごいね!」「●●ちゃんの自己紹介はとっても上手よ。」と、とても前向きな言葉で自信を促していただき、時に厳しく指導くださる時もしっかりと最後までフォローしてくださるので、『来週はもっと頑張る』という気持ちになり、週に一度は、『樋口先生に会えるね~♬』と楽しそうにしていたことが印象的です。

レッスンでは緊張感を保ちつつ、本人が成長を実感できる仕組みや声がけ、楽しんで学習する仕掛けを入れてくださっていたので、小学校受験という大きな目標はあるものの、それ以上に『もっと◆◆をできるようになりたい!』と小さな目標(少し努力すれば越えられる目標)を意識することに繋がり、徐々に実力がついてきたという実感がありました。

“小学生になるまでに自分のことは全部自分でできるようになる”という目標

小学校受験というのは、子供に目標設定をさせることが難しく、具体的な学校名を必要以上に意識させることに私たちは戸惑いがあり、“何のために努力するのか”を娘と話すときに、言葉選びに悩みました。

ある時娘が、『樋口先生が、素敵な小学生になるために、自分のことは全部自分でできるようになった方が良いって言ってたよ。保育園の準備も、お片付けも、お手伝いも全部わたしやりたい。本もたくさん読んで、体操も上手になりたい。お勉強もできるようになって、学校の先生になりたい』と言い出しました。

私も夫もその言葉が嬉しく、“小学生になるまでに自分のことは全部自分でできるようになる”=“娘に適した小学校にご縁をいただける”と理解し、娘には自律を促すとともに、素敵な小学生になるということを目標に様々なことに挑戦させることができました。受験という泥臭さや幼児にとっての厳しさもある世界だからこそ、目標をそのように置き換えられたことは私たち家族にとって大きな転機であり、小学校受験がゴールではなく、その先の娘の未来に目を向けることができました。

娘に適した学校とは…?に対する答え

お恥ずかしい話、我が家は志望校への想いから始まった受験ではなく、娘の成長を期待してぼんやりと小学校受験に取り組んだため、“第1志望は?”という問いに対して、明確な回答が出せない時期が続きました。特に数校の女子校はそれぞれに魅力があるが故に絞り切れない中、樋口先生は、娘の性格や優れている点、学校との親和性、受験対策のしやすさ…など総合的に考えていただき、家族で最適な選択ができるための道筋を示してくださりました。

多くの学校を直接見て、先生方のお考えを聞くことが大切だという点もアドバイスいただき、コロナ禍で限られた範囲ではありましたが、なるべく多くの小学校に足を運びました。丸一日をかけて神奈川から都内の小学校を家族3人で見て回り、学校の周囲の環境や直感的に雰囲気がマッチするかどうかについて感じる機会を設けたことも今では良い思い出です。

最後に決めるのは私たち家族であるからこそ、不確実な状況で不安がいっぱいの私たちの背中をそっとお押してくださる絶妙なアドバイスが終始心の支えになっていました。

楽しく受験するということ

受験期間を通して、娘には数回のスランプがありました。年長の5~6月頃、受験直前の9末~10月にかけての低迷期は、娘が集中力に欠け、実力を発揮できないことが続き、娘も自分でどうすることもできずに涙することも多くなり、親としても悩ましい状況でした。そんな時には、親の参観なしでの授業をおこなってくださり、娘の真の課題について見極めてくださりました。何が原因で本人の元気がないのか、何が本人の自信のなさに繋がっているのか… 親では気づけなかった視点で指導をいただきました。そのおかげで、本番を迎える2週間くらい前には好転し、とても良い状態でその日を迎えることができました。

11月1日が娘も希望する2校の受験であることは本人が意識しており、本来であれば緊張感が占有するところですが、直前に先生にいただいた言葉、ティッシュケースに忍ばせたお守りのおかげで、娘は普段以上にリラックスして試験に向かいました。数日前から、『お試験楽しみ~!』と嬉しそうにしており、試験から戻ってきて開口一番 『わたし、合格したと思う』と言った時には本当に驚きました。娘が心底リラックスして、楽しく受験できたのだと実感し、娘にとって価値のある経験となりました。

親は緊張と不安で心身ともに到底良い状態とは言えないので、先生が余裕をもって娘に接してくださり、良い状態に仕上げていただいたことがご縁に繋がったと振返っております。

小学校受験を通じて学びが多く、娘も私たちも大きく成長しました。

一番の財産は、娘自身が自分の努力で自分の目標とするものを手に入れたという経験であり、これは厳しい受験を通してでなければ得られなかったことと振返っています。

その過程で、家族でなければ指導できないこともあれば、家族以外の信頼できる人からの指導が効果的な場面が複数ありました。大手の塾とは異なり、家族のように近い距離で、家族ではない視点で伴走いただいた樋口先生とのご縁に感謝すると共に、娘の将来に花を開かせるきっかけが作れたことをありがたく感じております。