慶應義塾横浜初等部 進学
樋口先生には長男の受験時に3ヶ月ほどお世話になりました。
その当時、付き添いで連れて行った3歳の次男を一目見て、「この子は受験が向いてるわよ」と先生はさらっと仰り、わたし的には内心、えーーー!っと(その頃の次男はマイペースな子だったので)。
学年が上がるに連れて活発になった次男も、年中の秋から1年間先生にお世話になりました。
次男が通う幼稚園は園行事が盛んな上に、息子2人ともが毎日スポーツを中心としたクラブ活動に打ち込んでおり、全く受験向きの家庭ではなかったと思います。だからこそ最初に夫婦で、受験の目的や目標を確認しあうことと、家族で最大限協力をし合うけれど、受験のために園行事を休んだり、クラブを辞めることはしない。「文武両道」を大切に、今の生活の中で頑張れるところまで頑張ろう、と決めました。
そんな我が家なので塾通いは難しく、最初から樋口先生一択、最後まで「樋口先生のレッスン+月1〜2回の外部模試」で、受験に挑みました。
樋口先生は次男の性格、得意不得意はもちろんのこと、親の考えや我が家の生活状況なども早くから理解してくださり、全て否定することなく、尊重しながらレッスンを組んだり、日々アドバイスをくださりました。
夏終わり頃から息子のレッスン態度が悪くなるときもありましたが、先生はいつだって冷静かつ粘り強く対応してくださり、息子には、「あなたならできるわよ。できるって信じてるよ!」とのお言葉を、わたしには、先生の子育てや教育論などの話もしてくださりながら、「この子なら大丈夫。あなたたちなら大丈夫!」と、肯定的な言葉を掛け続けて下さりました。
おかげで、定期的に受けていた模試の結果は1年を通して概ね安定しており、過度の不安から周りが見えなくなったり、志望校を変更するようなことはありませんでした。我が家にとって、「選択と集中」ができたのは受験を乗り越える上で大事だったと思います。
樋口先生は合格だけでなく、入学後の生活や成長までも見据えながら、息子の良さが活きる学校を一緒に考えて下さりました。
入学して少し経ちましたが、この学校は元気で好奇心旺盛な子も多く、息子は毎日たくさんの刺激を受けながら楽しく過ごしています。
入学1週間後には、親の送迎なく1人での通学がスタートし、朝の早さや、重い荷物を持った長い通学時間は大変そうではありますが…。それでも、自宅最寄駅の改札から出発する時は笑顔で手を振ってくれ、帰ってくる息子の姿からは、日を追うごとに逞しさを感じられます。
この先もたくさん学び遊び、息子らしく成長していく姿を見守っていきたいと思います。
樋口先生との出会い、ご指導、お話の数々、今後12〜16年間を共にする仲間や学校とのご縁、
そして、目標に向かって息子や夫婦で向き合った時間、息子自身が乗り越えた経験、全てが財産であり、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。