暁星小学校・洗足学園小学校・西武文理小学校 合格

 我が家は、息子二人が、年中クラスから樋口先生にお世話になりました。

 フルタイム共働きで、時間も労力も限られていましたので、今振り返ると綱渡りでの受験準備でしたが、先生に、家庭学習の進め方、学校説明会の情報など受験のイロハから、願書や面接、試験当日への臨み方まで丁寧にご指導いただき、また、子供たちそれぞれの個性を踏まえてレッスンを進めていただき、おかげさまで二人とも志望校にご縁をいただくことができました。

私共が、受験準備において特に大切にしていたことは、次の点です。

  1. 授業の復習を第一に、基本を大切にすること

小学校受験は、陸上競技に例えると十種競技のため、あれもこれもやらなければ、と気が急くのですが、焦らず、授業の復習や宿題を第一に、目の前の課題一つ一つに丁寧に取り組むように心がけました。一方、私共の仕事が忙しくても、子供が多少疲れていても、毎日同じ時間に机に向かい、授業の復習と宿題だけは欠かさないようにして、学習習慣の定着に努めました。先生は、子供たちの様子をみながら、オリジナルのレッスン内容を組み立ててくださるのですが、特に、年中時に数や言語を中心に、ペーパの基礎力を丁寧に積み上げていただいたこと、また、色塗り、はさみ、ちぎりなどの基本的な巧緻性を繰り返しご指導いただいたことは、大きな貯金となり、年長の学校別対策にスムーズに進むことができました。

  1. 日常生活を大切にすること

 先生は、常日頃「小学校受験がゴールではなく、その先の小学校生活を見据えて、自立できる子供を育てていくこと」「日常生活の中で、家庭の教育方針を実践していくことが大切」とご指導くださいました。そこで、まずは日常生活(早寝早起き、身支度、食事)を整えること、自分のことは自分で、を第一に、息子達と一緒に一日のスケジュール表を作成し、実践するようにしました。また、親子で毎朝ジョギングをしたり、休日に登山に出掛けるなどして、子供たちには、日常生活の中で、小さな壁を少しずつ乗り越える経験をさせ、自信と根気を培うようにしていきました。受験のための特別なエピソード作りはしませんでしたが(する余裕もなかったのですが)、願書や面接でも、先生のご助言を踏まえて、我が家のありのままを、自分たちの言葉で話すことができ、良い結果につながったように思います。

  • 子供の成長を、横軸ではなく、縦軸で見守ること

 受験準備をする中で、特に母親は、他のお子さんの様子や模試の結果が気になります。しかし、子供、特に男の子は、それぞれに伸びる時期、伸び方に違いがあるため、横と比べるのではなく、本人自身の成長を見守るよう心掛けていました。もっとも、自由奔放な性格で、なかなか成績が伸びない二男との関わり方には悩み、受験への挑戦を諦めようと思った時期もありました。そんな時、先生は、「のびのびしていて子供らしいところは良いところよ」「夏以降に絶対伸びてくるから大丈夫よ」と、いつも笑顔で私を励まし、息子には「●●くんは考える力があるのよ!あとは、自分でスイッチを入れてね!」と温かい言葉をかけ続けてくださいました。子供の個性を大切に、伸びしろを信じてご指導くださったことに感謝しております。  のべ4年間の受験生活において、悩んだり、迷ったりすることもありましたが、夫婦で家庭の教育方針をじっくり話し合ったり、子供たちと目標に向かって頑張った経験は、貴重な財産となりました。その間、子供たちや私たち家族を理解し、いつも笑顔で伴走してくださった樋口先生には心より感謝しております。